C山行 開聞岳・宮之浦岳
日時・ランク・天候 | 11月18日(土)〜24日(金) B-C-8 晴・晴・曇雨 開聞岳2人・宮之浦岳6人参加 |
みろくの コースタイム |
18日 集合時間大阪弁天町15:32 弁天町15:41−16:40かもめフェリーターミナル: 志布志行きフェリー乗船 18:00出港(船泊)= 19日 9:40志布志港10:12−11:30鹿屋[昼食]13:50ー14:52根占 港=16:00山川港16:05−16:20山川/亀屋旅館(宿泊) 20日 開聞岳 2合目登山口7:30・・・8:20 5合目8:25・・・9:50開聞岳山頂 10:05・・・11:20 5合目11:25・・・11:55 2合目登山口12:10 =12:45山川駅[昼食]13:23ー13:29指宿13:38−17:20 谷山港18:00出港=屋久島へ:(フェリー船内泊) 21日 新高塚小屋まで 宮之浦港7:30・・・8:20荒川登山口8:40・・・9:30小杉谷橋9:35 10:55大谷歩道入口11:05・・・11:25翁杉11:55・・・13:15縄文 杉13:30・・・14:40新高塚小屋(宿泊) 22日 宮之浦岳 新高塚小屋4:40・・・6:15坊主岩6:30・・・7:05永田岳分岐7:10 ・・・7:55永田岳8:05・・・9:20宮之浦岳9:30・・・11:15黒見岳 分岐11:20・・・11:55小花之河分岐12:00・・・13:00淀川小屋 13:15・・・13:50淀川登山口:(宮之浦ユースホステル泊) 23日 終日自由行動(観光、温泉入浴):(宮之浦ユースホステル泊) 24日 ユースホステルー宮之浦港=鹿児島港ー鹿児島空港=羽田 |
山行記 大阪港から志布志港(鹿児島の東南)へ船で向かう。 二段ベッドの部屋は狭く仕切ら れ、皆と歓談できず談話室で乾杯する。 夜明け前よりうねりが出て船酔い気味になる。 特攻基地があった鹿屋を経由し対岸の山川港へ又船で渡る。 山川は、開聞岳から近く砂風呂もある温泉町であることを立案中に知る。 指宿温泉の 陰に隠れ寂れている為、宿代が民宿並み(6千円弱)と手頃。 砂風呂が17時に閉まるの で急ぐ。 砂の中に15分も漬かると汗が噴き出し耐えられなくなる。 ここで見た夕暮れの 開聞岳は、絶景だった。 亀屋旅館の特別料理は、団扇海老の生作り、肝入り茶碗蒸し、きびなごの刺身等が美 味で、珍しい料理を腹一杯食べて皆満足した。 20日・晴。 開聞岳へ 螺旋状の登山道を一周半して頂上に立つ。 山頂直下を除き緩やかに登るが岩場や梯 子の所もある。 6合目から山頂への途中、ガスが湧き視界を遮られた。 山頂で待つこと暫し下山間際 にさっとガスが切れ、薩摩半島の景色に歓声が上がる。 下山後、指宿駅近くの公衆温泉(250円)で汗を流した。 掛け流しの透明な湯だった。 風呂番のお婆さんより心のこもったお茶の接待を受け温かい人情に感謝した。 屋久島へのフェリーに乗るため電車とタクシーで、谷山港(鹿児島の南東10キロ)へ 移動した。 船着き場から数分の所のベーカリーやコンビニで買い物ができた。 フェリーは、2等船室のみ。 季節的に乗客は少ない。乗り込むと直ぐ反省会が始まった。 種子島港に夜の10時前から朝の5時迄停泊したのでその間良く眠れた。 21日・晴。 荒川登山口より新高塚小屋へ。 宮之浦港よりジャンボタクシーで登山口へ。 途中「あさひ弁当」で予約済みの弁当を求 め車中で今日のエネルギーを補給した。 登山口から大株歩道口まで緩い登りのトロッコ 軌道を歩く。 小杉谷橋から先は枕木に板が敷かれ歩きやすい。 縄文杉まで一般の人も 登る為か急な斜面に木の階段が設けられ、その数は半端ではない。 ウイルソン株とは、空洞のある大木の切り株だった。 空洞を覗くと、ガイドが10数名の 客に解説していた。 屋久杉の中で縄文杉がー番で、通常の杉と全く違う太くゴツゴツした巨大な木だった。 縄文杉の由来は縄文時代から生きている説と、形が縄文土器と似ているからの説が、 ある。 屋久杉とは、樹齢千年以上の杉の木を言うそうだ。 上り下りを繰り返すうちに新高塚小屋に到着。 小屋は、シーズンオフの平日で空いてい ると思いきや、先客が10数名、後から8名のグループと予想外だった。 22日・曇/雨。 永田岳・宮之浦登山。 昨夜は満天の星空で今日も好天と期待したが永田岳までだった。 早朝4時40分ヘッドランプを灯し出発。 暗い岩場をロープ伝いに登る個所は、慎重に 通過した。 横浜と比べ30分の時間差があり6時を過ぎて明るくなった。 坊主岩の前で休憩し朝食 をそそくさ摂る。 上り下りを重ねると高度が上がり宮之浦岳はもう直ぐ。 永田岳へは、当初計画に無かったが、眺めへの期待と、時間的余裕もあり登ることに なる。 永田岳を眺めると、釈迦の頭の様にこぶ石が多数見える独特の山。 登って見ると、 巨岩の塊だった。 麓は永田方面で海が開けていた。 宮之浦岳を写真に収めようとするが 頂の雲が中々外れない。 永田岳を下る途中から雨がポッポッ、分岐で本降りとなり、全員合羽を着た。 宮之浦岳の頂上は、雨に煙って視界ゼロだった。 淀川登山口まで行動食で済ませ休憩 もろくに取らずひたすら歩いた。 タクシー運転手から、携帯の使える場所(宮之浦山頂・花乃江河分岐)を教わり、下山の 前に連絡する約束をしていた。 黒味岳分岐に着くと、標識に携帯可能の表示がありトライ するがイマイチ。 花之江河分岐より淀川登山口への途中の小高い所で何度かトライし連 絡が取れたのでほっとした。 淀川のコースは荒れており、木の根っ子が行く手の邪魔をする。 山頂付近にヘリで運ば れた補修資材が数ヶ所有った。 数年後は登山道も良くなっている事だろう。 島の南にあるユースホステルに22・23日泊まった。 建て直され間が無く、内装が全て 杉張りで安らぎがある。 使い残しのガスカートリッジの回収用ダンボール箱があり、再利 用したい人は自己責任で使えると書いてあった。 他にコイン式洗濯機と乾燥機があり、汚 れ物を洗濯し、翌日着られるのもYHの良い所。 23日・雨/晴。予備日 軽レンタカーを借り雨の中、千尋の滝・トロオキの滝を見学する。午後に雨も晴れ、女性 は、尾之間温泉入浴。 男性は、海中温泉入浴。 温泉は、干潮時だけ入浴可能(以外、海 の中)で、岩の間から湯が湧く野趣満点の温泉だった。 翌日、水中翼船で鹿児島に渡り、ネットで有名な鹿児島ラーメンで昼飯。山形屋デパート 近くの「ふくまん」。 さっぱりとした塩味が絶品でくせになる味だった。 |
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